自分が嫌になる日

2002年12月15日
 昼の2時過ぎまで寝ていて、父に呆れられた。
 雑煮を食べて、弟の入院している病院へ。

 話に聞いていた以上に、弟の状態はひどいものであった。
 拘束もされていた。それでも足だけは外してもらえたらしいけれども。
 自傷行為がひどく、何でも飲み込んでしまうので拘束が外せないらしい。
 本来なら個室に入院した方がよい状態なのだが、個室はいっぱいで(もっとひどい状態の人がいっぱいいるらしい)移れないらしい。

 弟は朝からずっと叫びつづけてるらしかった。
 周りの迷惑になることは分かっててても叫ばずにはいられないらしい。すこし落ち着いても、また元にもどってしまう。
 
 もともと「その時頭に浮かんだことに執着してしまい、実行に移さずにはいられない」というのがこの手の病気によくある状態であるが、病院に一日中寝ていて、しかも拘束されているのではそれが酷くなって当然である。
 何か良い方法はないのだろうか、と思う。

 大学で4年間心理学を学んだが「恐らくこういう心理状態にあるのだろう」という推論はできても、目の前の弟を落ち着かせることすらできない。何もできない。

 酷く、無力である。

 自分の家族がこんな状態なのに、買い物しまくってる自分が死ぬほどイヤになった。
  

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